アメリカNP-存在から発展へ 1(What has impressed you the most in NP history...)
Merry Christmas!!!!
素敵なクリスマスを過ごしているでしょうか?
カリフォルニアでは温暖な気候で
この時期でもコートはいらず。
街はクリスマス一色です。
近所でもイルミネーションだらけで
アメリカではこれが普通なんです。
家の中もクリスマスのデコレーションをし
毎年、めちゃくちゃ安くデコレーションアイテムは
手に入ります。
KENはいつもの行きつけのCafeで
パソコン片手に黙々と作業中の出来事
とある若い黒人と目が合い
こちらから微笑むと
軽い会話が始まる。
アメリカではよくある光景なんです。
というかすれ違いに軽く微笑んでくる
事が多いのでとても心が暖かくなる。
少し話すと、彼はこう尋ねてきた。
『僕は昔から糖尿病を患ってて、
インスリン注射をしているんだ。
今日、新しいのを買おうとしたんだけど、
クレジットカードがDeclined (利用停止)
されちゃって手持ちがないんだ。
友達が明日ならお金貸せる
って言うんだけど
今日、買いたいんだ。
助けてくれる??』
こういう状況よくあるんです。
これが本当なのか
どうなのかはさておき
(若干、口臭がケトン寄りではないが脱水気味)
日本では想像もつかない事が
多々あるんです。
KENがフィリピンで
貧しい市民と同じ生活水準で暮らしていた時も
一緒に住んでいた大家族の
5番目の娘が1型糖尿病で
経済的に苦しく
インスリンを買うこともできず
DKAを繰り返していたり
腎不全まっしぐらな状況を目の当たりにし
道具や環境が整っていない中で
看護師として何をすべきなのか
どうマネージメントすべきなのか
目の前の患者を通して抜苦与楽のケアを
どう展開すべきなのかと
たくさん考えさせられた時もありました。
大事なことは
患者にとって苦痛を最小限にし
適切な医療を提供する事は
医師であろうが、看護師であろうが
患者の前では免許は関係なく
状況を一番的確にマネジメントできる者が
医療者であり、患者に最大の利益をもたらします。
そうなんです。
NPそのものなんです。
NPに求められるものは
・患者の症状や身体所見の情報収集から始まり
・臨床仮説(鑑別診断)を列挙し
・必要な検査を選定し
・データを読み込み、診断する
・薬やEBP看護を積極的に介入し
・起こりうる今後の事を含め統括し
・状態をマネジメントできる能力
が必須だと思います。
つまり専門Drの様なLevelではなく
看護の視点を持ちつつも
Generalist or Primary care Providerとして
自ら仮説を立て、患者のケア向上の為に必要だと思います。
(NPの実際については後々書いていきます)
NPの存在は医療界のみならず
政治までも動かす壮大なスケールなんです。
まさに看護界の革命ですね。
というかそもそも医師の分野に
入ってきたというイメージがあるかもですが
元々はプライマリーケアの視点で考えてみれば
看護としての視点である(身体・精神・社会的)
は幅広い意味を持つプライマリーケアには
必ず必須なエッセンスであると思います。
なぜなら継続的かつ包括的に医療の提供を
する事、またゲートキーパー以上の役目をも
NPが果たすFeildだからこそだと感じます。
今まさに日本ではNPの活動で
アウトカムを必死に集めている中
医師会や一部の反対派は「医療の安全性を懸念しないと・・・」
の一点張りで現行法を変える議論を避け平行線が続いています。
(この内容はかなりコアなので後々書きます笑)
古い看護や考えの人は「ミニドクター」と言いますが
俯瞰的に世界の医療を、日本NPの希望を
知らない人達なので、気に留めずNext Levelへ行きましょう。
そんな魅力あるNP(Nurse Practitioner)が
アメリカでどう発展していったのか?!
そこにはある社会的背景や
ある人物の偉業や政治的背景があり
そしてアカデミックにデータで示す
政治戦略を使い、イノベーションを知らしめた
という流れがあります。
次回はアメリカNPの歴史をまとめて記述していきます!!
今の日本でも国の制度としては
法制化されていないが
社団法人で質の保証を行なっている最中であり
地道にコツコツと出したアウトカムが
やがて大きな大河になると確信しています。
NPである前に
看護師である前に
一人の”医療者”という事を忘れずに前進し続けます。
昔、メンターに言われた事がある。
『実力をつけるのに
最も大事なことは何か...
それは人間的に成長することだ!
人間的に成長していけば
どの分野にいても必ず実力はつく
なぜなら、実力をつける最大のポイントは
毎日、弱き自己と向き合い
挑戦し続けることにある
人間的実力、つまり人間力がつけば
どの世界でも通用するんだ。』
数々のメンターに言われた事が
ピンチの時
最も悩んでいる時
落ち込んでいる時
ふと耳から聞こえてくる
本当に感謝しています。
そしてもっと看護人生を通して
社会へ恩返していきたいと強く思います。
是非、一緒に看護の世界を変えていきましょう!!
「共に影の圧倒的努力の達人へ!!!」
"Save One Life, You're Hero.
Save 100 lives, You're Nurse"
進化への道(アメリカNP×日本NP)
カリフォルニアでは今年は過去最悪と言われる
深刻な山火事があり
甚大な被害をもたらしました。
東京23区の広さを焼き尽くし
(1分間で東京ドーム7個分の速さで火が拡大した箇所もあり)
煙はなんと東海岸のニューヨークまで届いたという。
更に山火事で生じた大量の煙で大気が汚染され
カリフォルニアは世界で
最悪の汚染地域の一角に入ってしまったという。
救援物資を届ける人
避難者、また周辺の住民へ
P100マスクやN95保護マスクの
着用を呼びかけた。
そんな中、ある一人の
看護師の勇気ある行動が話題になった。
Paradise地区は3箇所山火事があった一つ。
そこの病院に勤務している
看護師が患者のケアと避難のために
車が丸焦げ寸前になるまで
荒れ狂う炎の中で
救助していたとThe New York Timesが報じた。
車は黒く焦げ
ウィンカーやテールランプなど
熱で飴のように溶けていた。
(SNSで見たTOYOTA社は彼に敬意を払い新車を差し上げます)
救助から戻った後、
医師や仲間の看護師、警察とともに
病院の駐車場にトリアージセンターを作って治療を続けた。
「僕はヒーローなんかじゃない。これが自分たちの仕事です」
”当たり前の事を
当たり前にする”
彼の心意気に心から尊敬と敬意を表したい。
”同じ看護師としてこれからも多くの命を救う使命に全うしていきたい”
と決意し、心打たれた記事でした。
さて、前置きが長くなりました。
今年も残りわずかです。
2018年、”平成最後”という言葉が飛び交っています。
2019年新時代へ
HotなNewsなのがこちらです。
LAC America✖️日本NPのコラボレーションです。
(LAC America LLC 主催の講演会@東京都)
NP発祥の地アメリカと
これから独自の形へと創造していくのか
日本版NPとのコラボレーション講演会です。
まさに進化への一歩であります。
アメリカNPの実際から
今後の日本NPへの課題など
自由に議論し合う交流会もあります。
第一線で活躍する人材との繋がりも期待できる場と
なっているので非常に良い試みだと信じています。
年明けすぐのイベントではありますが、
お近くの方はぜひ仕事終わりにでも参加する価値はあると思います。
日時:1/8(火)17:00-18:30
場所:曳舟文化センター
対象:Nurse Practitioner, 看護師, また興味のある方
講師陣が熱いです!!
看護の可能性を深く信じ
確信している講師陣です
必ず今後のヒントや
アイデアになると思います。
※事前申し込み12月24日となっていますが
それ以降でも受付可能との事です。
*交流会だけでも参加可能です!
どんどんん繋がっていってほしです。
『勇気の一歩は未来に繋がる』
こちらの講演会で協力してくれる本田さんとの出会いは
かなり熱いのでまた今度、書いていきます。
いつもお世話になっているあずささん主催の講演会なので
思いっきり告知してみました。
今後、少しずつ想いを形にしていく企画を
自分なりに展開していこうと思います。
”LAC America発展もまた
一人の看護師を
また一つの看護界を創造しゆく
力になると信じて”
激動する現代において
成功の鍵は
”徹底して行動し続けること
最期まで前進し続けること”
Never Stop Challenging to Create NEW NURSING!!!!
NCLEX 3 (Practice)
NCLEX 2 (本質を見抜け!)
最近、急激に温度が下がり
今年のカリフォルニアは
夏が短いのでは?と感じています。
NCLEX合格の実感も湧いたと思えば
書類整理や手続きなどのpaperworkが
沢山あり、合格後の休日も束の間でした。
"一難去ってまた一難"
壁は越えられる人にしか現れない
なんてイチロー選手の名言ありますが
壁だらけです笑汗
大尊敬するメンター達から
「あなたの成長を待っている人がいる。
あなたの優しさを待っている人がいる。
あなたの勝利を待っている人がいる。」
と激励され、更に意欲が高まりました。
次のステップに邁進します。
さて、前々回に引き続き
NCLEX-RNの勉強法や
個人的に感じた事を交えながら
記述していきます。
ポイントだけ絞り
大きくまとめると以下の3つが大切だと感じます。
- know oneself
- leveal concept or purpose
- all about practice
凄くシンプルで
当たり前の事かも知れませんが
コツを掴むまでに多少なり時間は要します。
目次
1)Know oneself (自分の傾向を知る)
前々回の記事でも少し触れましたが
自分の傾向を知る事は
どの分野に置いても重要と言えます。
#自分の得意、不得意は
#何が効率良くて、何が非効率なのか
#書いて、読んで、記憶するのか
#話して、聞いて、記憶するのか
#部屋で閉じこもってできる人なのか
#場所を定期的に変えないと集中できない
#独自の勉強法に適応できるのか
#日本の経験のみに偏ってないか
など多岐にわたり個人差があります。
どれだけ効率良く勉強できるかこれが大きなポイントなってくるのです。
多くの情報量を取り込み
砕いて理解して
記憶するのに作業時間を要します。
論文で言い換えるならば
なんとなく表面的に読むのではなく
体系的に読む事ができ
それを自ら実践できるまで
刷り込むにはテクニックが必要でしょう。
友人や知人に
”為になる事を言われた”
「頭では分かってても、心に染みて
それがやがて
自ら周りに、波動を起こすまで
様々な経験を重ね、実際に体感して
初めて自分のモノにできる事でしょう。」
(少し話がズレましたが)
なのでいち早く自分自身の傾向を知り
勉強スタイルを確立し
慣れない医療英語を取り込み
critical thinking に繋げる。
シンプルだけど少しだけ考えて
実践してみてください。
“know oneself (自分の傾向を知る)”
きっと身に付いて
応用が効くようになります。
2)Reveal concept or purpose(主旨を紐解く•明らかにする)
こんなの当たり前でしょう
と思われますが
その問題に隠された鍵を握り
正解に導くまでに
少しだけコツがあります。
あまり書きすぎるとアメリカ政府から
バッシングを受けそうなので
基本的な事しか書けませんが
要は....
NCLEXの問題を解く上で
捉え方には4つ構成があります。
- Recall/Recognition
- Understanding
- Application
- Analysis
とそれぞれ問題レベルがあります。
以下に、簡単に解説していきます。
1:Recall 2:Understanding(Level1)
例) 肝生検の問題
Which of the following is a complication that occurs during the first 24 hours after a percutaneous liver biopsy?
(1) Nausea and vomiting
(2) Constipation
(3) Hemorrhage
(4) Pain at the biopsy site
肝生検後、最初の24時間に発症しやすい合併症は主にどれ?
と非常にシンプルな問題です。
答)3 出血ですね。
基本的な知識があれば
5秒とかからず解けるでしょう。
なので問題レベルも
Knowledge-bases questionになります。
基本的に
1,Recall/Recognition
2,Understanding
ではカテゴリー別にしても
非常に類似してる部分があります。
日本語ならめちゃ簡単じゃんと
なりますが、この問題ばかり正答してても
合格には繋がりません。
一般的な問題なため
ほとんど出現しないと思っていた方が
良いかもしれません。
逆に言うと
レベル1の問題ばかり出現するなら
難問を落としている可能性があります。
というかこの問題を落とすと
不合格になる確率がぐーんと上がりますので要注意です。
3:Application 4:Analysis(Level2)
この領域の問題では
更に実践的になっていきます。
level1と同様
肝生検の問題を例に解説していきましょう。
Which of the following symptoms observed by the nurse during the first 24 hours after a percutaneous liver biopsy would indicate a complication from the procedure?
1. Anorexia, nausea, and vomiting
2. Abdominal distention and discomfort
3. Pulse 112, blood pressure 100/60, respirations 20
4. Pain at the biopsy site
応用編なのでLevel1を基本とすると答えが導き出せます。
出血の徴候や症状をしっかりと捉えると...
答)3になります。
どの問題にしても
優先順位や患者の安全、人間の生理的欲求などを
踏まえた上で考える事が基本となります。
様々な問題に直面すると
聞いたこともない様な、薬や難病
アメリカ国土特有の疾病 など出てきますが
基本的に上記のLevelを念頭に置き
Critical Thinkingする事が重要です。
更に、問題の背景に必ず
何を問うているのかをいち早く探す事で
正答に近づける事ができます。
凄いシンプルに書きましたが
次回は
3) All about practice
について
コツなど詳細を記述していきます。
簡単な方法などなく
ポイントを捉え地道にコツコツやり続ける事。
未来の看護も医療も
人間が作ったシステムなら変えられすはず
まず自分自身を最大限に変える努力を
何度も何度も繰り返し挑戦していきます。
Explore the future of Nursing....It's YOU!!!
10/12/2018 kentonesu32
Finally Passed NCLEX!!
お久しぶりです!!
しばらく山籠りしていた気分でした笑
やっとここを再会できるので感謝の思いでいっぱいです!!
そして、皆さまにご報告と御礼申し上げます。
ありがとうございます。いつも感謝しております。
そうです!そうなんです!
4回目にしてやっと看護国家試験に
合格しました!!!
辛かったぁ!
試験は6時間Time up、198問で終わりました。
こんな状態だったので正直またダメかなと
思っていたのですが、奇跡が起こり、合格しました。
正直、めちゃくちゃ合格するまで
長かったので、半泣きでした。
NCLEXの勉強を始めて約1年
最初の試験から合格するまでに11ヶ月でした。
そして、2回目の試験では
大学卒業後
仕事をしながらの戦いだったので
中々、大変でした。
だけど、言えることは全てに意味がある。
ただ、「試験をパスしました!」
ではなく、この一つの挑戦を通し
自分がどう変われたのか
が本質的なところなのかと感じました。
もちろん一回で合格する事に越した事はありません。
早く資格を取り、現場へ出て
1人でも多くの患者に施す事の需要性はとても重要でしょう。
なので一回で皆さんは合格する様にしましょう笑
ただし、この体験を聞いて少しでも
また頑張ろうと思ってくれる人がいるなら
嬉しい限りです。
そしてめちゃくちゃ勉強したので
医療英語の不安が自信に変わりました。
死に物狂いで一生懸命、地道に勉強してるけど結果が出ない
報われない、道の途中でくじけそう、諦めそう
という人へ、何かのきっかけになれば幸いです。
今回の体験の様に絶対に辛い事があっても逃げない
諦めなければ必ず叶うと証明し、体感でき
そして心からまた、その通りだと実感する事ができました。
1度目、2度目の不合格。
そして3度目の不合格と続き
悔しさと情けなさ、焦り、不安、様々な感情が来るたびに
それを押し退け、再度モチベーションを上げるのがとても大変でした。
何度も何度も原点に振り返り、思い出し、机に向かいました。
そして、目標は違えど、同じ仲間として、沢山の人達が
自分の合格を祈ってくれ、励ましてくれる姿に
再度、強い強い決意をする事ができました。
誰になんと言われようと
自分の信念を貫いて
自分を信じて、突き進んで行く
自分は、やはり一流になりたい
世界一になりたい
世界で多くの人を救いたい
などの原点を振り返り情熱たらしめる
体験に感謝しかありません。
次回は実際の内容について書いていきます。
勉強方法、教材、全て書いていきますが人によって
理解の仕方や覚え方が違うので
さらっと読んでくれれば有難いです。
非常に個人的な記述でしたがこれを読んで
少しでも何かを変えたいと思えるなら
すぐにでもActionを起こしてください
世界はひとつずつ変える事ができるし
看護で世界を変えていけます
その主役は今、現場にいるあなたです
必ず叶えていきましょう
共に
NEW ERA OF NURSING!!
9/25/2018 kentonesu32